鶏の雛からの飼育方法

私がニワトリの雛を手に入れた後、どのようにニワトリを育てていったのか書いていきたいと思います。

まずはニワトリの成長程度によって幼雛、中雛、大雛、産卵鶏と分けてご紹介していきます。

幼雛はだいたい生後1か月程度までを指す。

幼雛はしっかりとしたお世話が必要な段階。それを怠るとあっさりと死んでしまう。
例えば温度管理。ひよこは体感”あったかいなぁ”って状態で育てないと弱ってしまう。私はペット用電気ヒーターや湯たんぽを使って育てていた。またひよこが密集のし過ぎで酸欠などを起こしてしまう可能性があるので、集まっていたら定期的に手で散らしてあげる必要がある。

中雛は生後3か月程度までを指す。

中雛は自分で餌を見つけて食べることのできる段階。地面をクチバシと足で掘り、ミミズやダンゴムシを見つけて丸呑みする。草は自分でクチバシでちぎって食べる。野菜なども自分たちでつついて食べれる。こんな段階

大雛は生後6か月程度までを指す。

そろそろ育雛箱から大人のニワトリのいる大きな小屋に移動させてもいいかな?って段階。成長が早い子はもしかしたら産卵をし始める子もいるかもしれないので、食べさせるものの種類を大人モードに変えていく段階かな

産卵鶏は文字通り卵を産み始めた子。

ではここから私の経験談を語っていきたいと思います。

まずは雛を購入する前に雛を入れる育雛箱と呼ばれる箱を自作しました。
かたちは何でもいいのですが、イタチやテンといった害獣は穴を掘って侵入してくるので、育雛箱を少し埋めるか、育雛箱の下をふさぐかのどちらかをした方がよいと思います。
私は15㎝くらい埋めました!
そちらを採用した理由としては、地面がふさがっているとそこに直接雛のうんちが落ちてしまい、雛の時のうんちは人間の赤ちゃんと同じで液状のものをするのでそのうんちから悪い菌が繁殖して雛が病気になってしまうのが嫌だったので、下をふさがずに土を、そしてうんちの水分を吸収してくれるもみ殻(米の周りについている殻)と枯草を刻んだものを入れてました!

育雛箱を作成して設置したらさっそく雛を仕入れましょう。
仕入れ方法は思いつく限り三つくらい
1、雛を販売しているところから購入する
2、鶏の有精卵を購入し、自分で孵化させる
3、知り合いに譲ってもらう

それぞれのメリット、デメリットは


1、雛を販売しているところから購入する
メリット
・オスメスの判別をして購入できる
→雌雄鑑定士という資格をもった人がいて、雛のお尻の穴のかたちからオスメスの判別をしているから、オス何羽メス何羽という買い方をできる
・自分の好きな品種を決めて買える
→雛の販売をしているところは販売している品種のニワトリでなかったら、詐欺になるのでそこは信頼してもよいと思う。名古屋コーチンなどはブランドを守るために購入時に誓約書の提出が必要だったりするので
デメリット
・販売場所によっては輸送が必要になる
→生き物を輸送してくれる輸送会社はそんなに多くなく、場所によっては輸送できずに買えないことがある。また、輸送会社のある拠点まで輸送してくれないので、その拠点まで行かないといけなかったりする。私が使用した輸送会社では家から車で2時間のところだった。そこまで車で行って、雛を受け取って、車で帰ってきた。
またまとまった羽数で購入が必要。なぜなら輸送する際はトラックに乗って運ばれてくるので、揺れが確実に起きる。なのでその揺れで箱の壁に強打することを防ぐために、箱の中にわりとぎゅーぎゅーにして送られてくる。それら輸送時のさまざまな要因のせいで輸送時間によっては雛が弱ったり、死んでしまう場合がある。
・生まれてすぐの雛の時にワクチンや抗生物質を投与されている場合がある。
→これがデメリットと感じるかメリットと感じるかは人次第だと思うが私は完全無薬のニワトリを育てたかったので結果的にデメリットだと思ったのでこっちに置かしてもらった。

2、鶏の有精卵を購入し、自分で孵化させる

メリット
・特になし(笑)
→デメリットしかないこれは自己満足の世界(笑)
デメリット
・オスメスの判別ができない
→大人になるまでオスかメスかわからないので、オスメスで何羽ずつほしい!って希望がある人にはおススメできない。ちなみに私はオスの羽数が多いなと感じたら、どこかのタイミングで間引きしようとも考えていた。かわいそうと思う人もいるかもだがオスが多いとケンカして結果的に弱いニワトリはご飯も食べれず、最悪弱ってただ死んでしまうこともある。そうなるくらいなら自分でさばいて食べます。いただきます。
・有精卵の孵化率がわからない
→有精卵はオス1匹に対してメスが30羽未満であれば有精卵として販売できるが、それが有精卵であるかどうかはあくまで確率論でしかないこと、そして有精卵として販売している卵は食用がほぼであり、有精卵の卵が産まれてから温め始まるまで期間が空けばあくほど孵化率が下がるという点で有精卵が生まれてからの状況がはっきりせずに孵化率がわからない。
ちなみに私はこれまで20個の有精卵を4回孵化させようとしてきたが、結果だけ見ると
14/20(孵化率70%)
4/20(孵化率20%)
5/20(孵化率25%)
7/20(孵化率35%)
である。
4回目だけは生まれていない有精卵を割って中身を確かめてみたのだが、
7個孵化、11個成長率に差はあれど卵の中に雛が、2個腐った卵だった。
このように温めないと何匹生まれるかわからないし、孵化まで3週間はかかるので飼えるニワトリに余裕がないとこのやり方はできないなと思う。
・孵化器を買う必要がある
→そんなに高いものではないが孵化器に入れれる卵の数によって値段が変わる
普通にアマゾンに売ってるよ(笑)

3、知り合いに譲ってもらう

メリット
・いろいろなことを教えてもらいながらニワトリを飼える
→文字通り。
・羽数を自由に選べる。
→知り合いなので(笑)
・輸送の手間が省ける
→知り合いなので(笑)
デメリット
・オスメス判別できない
→上記に記載してます。

長くなりましたが、雛はこうやって買えます。
そうして雛が家にやってきたら、育雛箱に入れて飼います。


ご飯は最初のうちはエサとしてお米と細かく刻んだ草と菌がたくさんいる腐葉土やウッドチップを与えていきましょう。水もあげて、ペットボトルの下を切って水をいれてあげるとよいかもです。私はそうしてました。水も最初は何かわからないので、雛が飲めるものと認識させるために手で水面をちょんちょんとしてあげましょう。そうするとクチバシで飲み始めるはずです。他にも食べるならそれ+野菜の切れ端なども与えてもいいですが、クチバシでちぎるとかはできないので包丁で細かく刻んであげましょう。
お米と草は食べた後に消化するのに時間がかかります。なので雛の身体が消化しようとどんどん腸を長くしていきます。逆に消化しやすい一度粉状にしているホームセンターとかに売っている飼料だと栄養バランスは良いかもしれないが、すぐ消化されるので腸が長くならないです。
そうして長くした腸に多くの菌を住まわせて、身体の中から健康にするためと病気に対する抵抗力を上げるために菌がたくさんいる環境にいさせて、たくさん菌のいる土を食べさせていきます。
こうして抗生物質をあげることなく、健康で病気に強いニワトリを育てていきます。この時期にどれだけ腸をのばし、たくさんの菌と共生させるかが今後の鶏生にかかっていきます。
あとは忘れがちですが小石もご飯に混ぜて食べさせましょう。ニワトリにはスナズリという部位があります。食べたものが最初に行く部位です。ニワトリは胃の消化液が少なくなかなか食べ物を消化できないですが、人間と違って歯がないので食べたものを細かくできないです。そこでニワトリはスナズリにたくさんの石を蓄えて、それをスナズリの筋肉によってごりごり動かして、食べ物を細かくします。こうして消化しやすくしています。放し飼いしていたら、勝手に石を食べますが、育雛箱で飼う場合は石を別途用意する必要があります。

またしっかりと温度管理をしましょう。電気ヒーターや湯たんぽを駆使しましょう。なんなら雨や夜の日は家の室内に連れて行ってもいいかもしれないです。雛は寒さにとても弱いです。雛のころから寒さに慣れさせて生き物として強くしたほうが良いとおっしゃってる方もたくさんいらっしゃって、言い分としては間違っていることは言っていないと思うが、私の考えではニワトリ自体羽毛をまとっていて成長するとだいぶ寒さに強いので、そんな赤ちゃんのときからスパルタ教育しなくてもいいかなぁって思っているからです。

あとは雛が密集しすぎないようにしましょう。
雛はなぜか密集しようとします。暑い夏でもします。暑いとそれだけで熱中症になります。あとは呼吸ができなくなって酸欠で死んじゃう子もいます。雛は幼雛のとき首がわからないくらいです。埋まると顔を出せません。なので酸欠になってしまいます。
対策としては定期的に手で散らしてあげる。少数ずつに分ける。(5羽ずつくらい)ぐらいしかありません。
密集があるから冬飼うのはオススメしません。オススメは一番の成長期に虫や草といったご飯がたくさんある夏を迎える春先の4月とかに飼うのがオススメです。

これでも普通に数羽は弱ったり、死んじゃう子が出てくると思います。
これは当たり前のことなので、人間の赤ちゃんもやっぱり何人かは死んじゃうので。
こうして幼雛を乗り越えたら、もう一安心。
よっぽどのことがない限りは死ぬことはないと思います。

1か月も過ぎた中雛は幼雛の時と変わらずに飼えばよいです。
時たま外に放し飼いしてあげると、虫を捕まえる方法や草をクチバシでちぎる方法、ミミズやダンゴムシといった土中生物を足やクチバシで見つける方法を自分で学んでいきます。
あとは農作業中に石の下とかに大量のミミズやダンゴムシを見つけたら、雛を連れていきましょう。ひゃっほいという感じで貪り食います。この時カラスやトンビといった肉食の鳥にだけ気を付けましょう。


またこのタイミングから産卵鶏をいれる小屋を作っていきましょう。
デザインに関してはニワトリが寝るときの止まり木と卵を産むための産卵箱さえあれば形は問わないと思います。産卵箱は止まり木と同じくらいの高さが良いです。
ニワトリは本能的に地面より高いところの方が安心します。もちろん卵を産むときは一番警戒します。なので産卵箱も高い位置にある方がよいです。
もしアドバイスが欲しければ、インスタグラムでDMください!
よろこんでアドバイスします!!!

大雛になってきたら成長期なので餌をよりエネルギッシュなものにしていきましょう。遺伝子組み換えや農薬、化学肥料が気にならないならホームセンターの合成飼料でもいいと思います。
私は嫌だったので野菜のC品(スーパーに売れるものがA品、自分たちで食べるものや知り合いに挙げるものがB品、食べずにほっとくものがC品)や飲食店の残り物(和食屋さんの出汁とったあとの鰹節もらってました)古米や米ぬかなどやたくさんのバッタやカマキリ、ミミズ、ダンゴムシ、食べるものかつ栄養がありそうなものをたくさんあげてました!

また卵を産む準備も始まっていると思います。ニワトリの卵には殻があります。カルシウム分ですね。これがないと卵を産む準備ができていても産めません。カルシウムは魚の骨や貝殻の粉末、または卵の殻などに含まれているので、それらを分けてもらったり、海に拾いに行ったり、自分や周りの食べ残しをこつこつ集めておきましょう。そして大雛になったら少しずつご飯に加えていきましょう。

また大雛後半になってきたら、新しく作った鶏小屋に入れてあげましょう。最初は止まり木もわからず、新しい環境になって隅っこでみんなで集まっているかもしれないですが、慣れます。
止まり木には手で乗せてあげたりして、これは乗るものだと教えてあげましょう。
また産卵箱は卵を産み始めるまで封鎖しときましょう。そこでうんこをしまくってトイレにしちゃう場合があります。せっかく作ったのにそんなことをされると鶏肉にしてしまおうかって思ってしまいます。(思いません)

産卵し始めたら、卵を産卵箱に置いておくと、ほかの子たちもここは卵を産むところなのかってなって、勝手にそこに産むようになります。ならずにトイレになったらまた一時封鎖しましょう。三日もたてばトイレにしていたことを忘れます。また品種によっては抱卵モードになって産卵箱で卵を温め始めます。産むようになってから、これを見ると本当に卵を食べることに感謝できるようになります。これは実際にみないとわからないかもしれないです。
抱卵モードの時はトサカの色を注意して観察しましょう。抱卵中はご飯も食べずに温め続けます。栄養がなくなるとどんどんトサカが薄れていきます。時には無理やり産卵箱から出してご飯を食べさせましょう。

これで今の私の状態に追いつきました。
今気を付けていることとしては、カラスやトンビ、イタチやテンといった害獣です。
これまで10羽以上襲われて死んでいます。
姿が残っていた子もいれば跡形もない子も。
大雛くらいからは本当にそれ以外ではほぼ死ぬことはないです。
定期的に菌が身体にいるように気を付けて、外で走り回って運動して、土浴びをして(人間でいうお風呂です)本当に健康です。

今後は卵を産まなくなったらどうしようと
鶏肉を自分でさばいてみんなで楽しく食べたいなぁって思っています。
ここから先はどうなるか決まってないです。
皆さんとも一緒に食べたい!


そしてここまできたら私の仲間です。
鶏仲間。

世界中に健康で文化的な最低限度の生活をしているニワトリを増やしていきましょう!

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